今日は16歳のミニチュアシュナウザーの女の子。
元気食欲がなく、おしりが汚れるのでおむつをして来院。
おむつを開けてみると、おしりではなく陰部からの降り物!
高齢犬ですが未避妊だったので、
まず第一に考える病気は子宮蓄膿症です。
ということで超音波検査で子宮に異常があるかどうかを確認。
左右の子宮にバッチリ液体貯留が確認できます。
これで診断は確定!!
続いて治療に向けて血液検査を行いましたが、
合併症で腎臓の数値が超悪い…
外科手術が第一選択ですが、
今は麻酔どころでは無いという状態。
待っている間にも、ダラダラと排膿は続きます。
大きめの乳腺腫瘍が複数あり、
始めからオーナー様も全身麻酔による手術は望んでいらっしゃらない。
そこで今回選択したのは注射による子宮蓄膿症の内科治療。
陰部からの排膿ありの開放性子宮蓄膿症なので、
勝機ありです!
使うのはアリジンという女性ホルモンをブロックするお薬。
子宮蓄膿症治療としての薬ではないので効能外使用となりますが、
もぐ動物病院における過去の治療成績は良好。
今回のようなワンちゃんにはもってこいの選択肢です!
しかも以前は海外からの個人輸入でしか使えませんでしたが、
今では国内で入手可能!
滅多に使わないので期限切れでロスの多い薬ですが、
ちょうど先日海外版の期限が切れたので、
新しく買っておいたストックがあってラッキーでした!!
降り物が出ない閉鎖性の子宮蓄膿症は、
お腹の中で子宮が破裂するリスクがありますが、
今回は開放性のため迷わず治療開始です!
結果…
1日目、2日目、8日目と3回注射して、
無事に子宮蓄膿症は完治しました!
今後再発もあるかと思いますが、
ここまで来たら生涯全身麻酔・手術なしでゴールを目指して行く予定です!!
もぐ動物病院
住所:東京都 日野市 百草 204-1
ガーデンビュー石神D1F
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