子宮蓄膿症は外科だけじゃない!アリジンあるじゃん!

query_builder 2025/08/30
診療 治療 症例
子宮蓄膿症は外科だけじゃない!アリジンあるじゃん!
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今日は16歳のミニチュアシュナウザーの女の子。


元気食欲がなく、おしりが汚れるのでおむつをして来院。


おむつを開けてみると、おしりではなく陰部からの降り物!


高齢犬ですが未避妊だったので、

まず第一に考える病気は子宮蓄膿症です。


ということで超音波検査で子宮に異常があるかどうかを確認。

スクリーンショット (365)

左右の子宮にバッチリ液体貯留が確認できます。


これで診断は確定!!


続いて治療に向けて血液検査を行いましたが、

合併症で腎臓の数値が超悪い…


外科手術が第一選択ですが、

今は麻酔どころでは無いという状態。

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待っている間にも、ダラダラと排膿は続きます。


大きめの乳腺腫瘍が複数あり、

始めからオーナー様も全身麻酔による手術は望んでいらっしゃらない。


そこで今回選択したのは注射による子宮蓄膿症の内科治療。


陰部からの排膿ありの開放性子宮蓄膿症なので、

勝機ありです!

スクリーンショット (366)

使うのはアリジンという女性ホルモンをブロックするお薬。


子宮蓄膿症治療としての薬ではないので効能外使用となりますが、

もぐ動物病院における過去の治療成績は良好。

今回のようなワンちゃんにはもってこいの選択肢です!


しかも以前は海外からの個人輸入でしか使えませんでしたが、

今では国内で入手可能!


滅多に使わないので期限切れでロスの多い薬ですが、

ちょうど先日海外版の期限が切れたので、

新しく買っておいたストックがあってラッキーでした!!


降り物が出ない閉鎖性の子宮蓄膿症は、

お腹の中で子宮が破裂するリスクがありますが、

今回は開放性のため迷わず治療開始です!


結果…


1日目、2日目、8日目と3回注射して、

無事に子宮蓄膿症は完治しました!


今後再発もあるかと思いますが、

ここまで来たら生涯全身麻酔・手術なしでゴールを目指して行く予定です!!

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もぐ動物病院

住所:東京都 日野市 百草 204-1

ガーデンビュー石神D1F

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