今日は普段あまり遭遇しないものの、5月後半に3件ほど連続したので投稿です。
過去にも数回載せた「自発性慢性角膜上皮欠損症」
とにかく目の痛みが強く、涙が多いのが特徴。
そしてぱっと見はきれいな目をしているという。
来院まで日数は数日から数か月⁉と幅広く、
意外と放置しても悪化しないのが特徴でしょうか?
ただし治療しないとずっと痛いので、
わんちゃんはかわいそうですね。
そしてずっと涙も出るので、
経過が長いと涙焼けで目の周りが茶色くなってしまうこともしばしば。
さて今回の症例は3日ほど前から目を痛そうにしているとのこと。
写真の通り見た目はきれいな目にしか見えませんよね。
角膜表面の膜(上皮)に傷や炎症がないかどうか、
蛍光色素で染色して確認。
少しもやっとした部分がありましたが、
目立った異常はありません。
もうこの時点でもぐ動物病院が疑う病気は
「自発性慢性角膜上皮欠損症」
後は確定のための検査と、そのまま即治療にかかります。
まず点眼麻酔をかけて滅菌綿棒で剝がれるのを確認。
それと同時に顕微鏡で細菌がいないかを除外‼
剥離後に再度染色すると、病変の全貌がはっきりと分かります。
処置前の染色検査とは大違い!
少し潰瘍っぽくなっているところがあるので何か外傷がきっかけだのかもしれませんが、
特に思い当たる節はないとのことでした。
むしろ綿棒で念入りにゴシゴシしても、
健康な角膜に傷がつかない所が驚きです!
きっかけはともかくこれで確定として、次は治療です。
しっかり点眼麻酔が効いていますので、
病変部を注射針で引っ搔いて傷をつけていきます。
1分くらいの処置なので、
大暴れするわんちゃん以外はその場でテキパキと!
処置終了後はゼリーの表面をこすったような感じです。
角膜なので出血はありません。
感染が起きると大変なことになりますので、
あとはひたすら抗菌薬の点眼を頑張るのみです。
そして1週間後の再診…
あれだけ傷つけた角膜が再生し、
美しいガラス玉のような目に!
色素を乗せて確認しても
ばっちりと修復されています。
「自発性慢性角膜上皮欠損症」
小さな一時診療の当院では年に数件ですが、
ちゃんと診断して治療すれば1週間で終わります。
自宅での点眼がとても重要な治療となりますので、
点眼嫌いな子は入院しての点眼となることもありますが、
嫌がらないわんちゃんは初診と再診、2度の通院で終了となります。
診断名は長いですが、治りは早いです!
もぐ動物病院
住所:東京都 日野市 百草 204-1
ガーデンビュー石神D1F
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