2次診療からもぐ動物病院へ転院の猫の鼻咽頭狭窄。その理由は…

query_builder 2026/06/23
2次診療からもぐ動物病院へ転院の猫の鼻咽頭狭窄。その理由は…

今日は鼻が通らなくて、

呼吸に苦しんでいる猫の鼻咽頭狭窄の症例。




日々ひどい鼻づまり症状で、

24時間努力呼吸。


段々ひどくなってきたのでさすがに何とかしてあげなければと思い、

2次診療も行ってる地域の大きな動物病院を受診。


麻酔前の段階で猫の鼻咽頭狭窄と診断していただき、

治療のインフォームドコンセントを受けたところで大問題が!



それは…治療費!!



立派で大きな大所帯の動物病院だけに、

仕方ないことですが金額も超ビッグ🏥


多頭飼育のオーナー様だったので、

困り果ててしまったそうです。


そこで、白羽の矢があたったのが

最小最弱規模のもぐ動物病院🛖


動物病院内から電話相談いただき、

大まかな費用をお伝えして…


さすがの当院でも高額治療ですが、

何とか頑張れそうな金額となったため、

そのまま1時間かけて来院いただきました🚙

スクリーンショット (64)

血液検査などの術前検査は転院前の動物病院で行っていたので、

もぐ動物病院ではばっさりカット。


転院のたびにフル検査というのは動物病院のあるあるですが、

当院はそのようなことは一切行わない主義としています。


とりあえず検査的なルーティーンも

学会発表や症例データの収集欲もありませんので…。


そもそも2次診療から1次診療ですし、

コスト抑えるのも今回の転院目的に入ってます!

節約も腕の見せ所です💪🏻

スクリーンショット (65)

シンプルに麻酔下で行う検査および治療のみを担当。


他の鼻腔内疾患の見落としがないように、

CTで全体をくまなくチェック。


異物やポリープなどは認められなかったので、

あとは気管支鏡検査&治療です。

2024-06-10 001 0095

カメラでは大きく見えますが、

CT画像からして2㎜しか鼻の気道が開いていない状態。


そりゃ苦しいはずです。

口呼吸すればと思いますが、

猫は超絶ピンチ以外は鼻呼吸なんですよね。

IMG_3423

あとはバルーンカテーテルを鼻から入れて、

レントゲンや気管支鏡で位置を調整して拡張です!

2024-06-10 001 0102

ちょっと画質が悪いですが、拡張後。


1×1×3.14だった狭窄部位が、

2×2×3.14と「4倍」に広げることができました。

膜をちぎって拡張させるので若干の出血はありますが、

術後に鼻血が出るほどのものではありません。

痛そうですが…


狭窄部位がが4倍に広がったということは、

少なくとも16倍は空気の通りが良くなったという計算です。


麻酔が覚めると、もう呼吸音は分かりません。

あとは再狭窄低減のために、ステロイド薬を使って終了です。


それでも一般的に再狭窄が起きるので、

拡張を恒久的ものにするために再処置が必要となります。


2週間から1か月、2回で済むことが多いですが、

再狭窄が強い場合は3回バルーン拡張術が必要となます。

IMG_2009

カテーテルは消耗品ですが、

高額のため捨てずにキープしておき、

2回目以降は再利用することで治療費を抑えています。


少しバルーンの劣化があるので、

挿入時の引っ掛かりによる粘膜の出血があることと、

正確な拡張は保証されない欠点はありますが、

問題ないレベルで再処置可能です。


2次診療や専門医による治療では、

なんだかんだ3桁万円近くなることもあるバルーン拡張術。

実際治療してあげたいと思っても悩みますよね。


----------------------------------------------------------------------

もぐ動物病院

住所:東京都 日野市 百草 204-1

ガーデンビュー石神D1F

----------------------------------------------------------------------

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE

TAG