鼻の穴が小さすぎて苦しい猫ちゃん😿

query_builder 2026/04/29
診療 治療 症例
鼻の穴が小さすぎて苦しい猫ちゃん😿

今日は外鼻孔狭窄で鼻の穴が小さすぎて苦しい猫ちゃんの症例。


3歳のエキゾチックショートヘア


鼻ペチャが魅力的ですが、

鼻の穴が小さすぎて呼吸困難という。

IMG_9623

里親さんになって家で一緒に生活始めてから、

元気食欲は問題ないものの呼吸が気になっていたそうです。


いつもお腹で呼吸していて、苦しそうな印象とのこと…。



これは上気道閉塞特有の努力呼吸で、

パラドキシカルムーブメントなどと専門的に表現される呼吸です。


簡単に言い換えると、


・上気道閉塞=鼻からノドまでの気道のどこかが狭くなっている状態

・パラドキシカルムーブメント=息を吸うときに胸を広げても、十分な空気が上気道を通過できないので、上手く肺が膨らまないで横隔膜の運動のみが目立つ呼吸様式。



というわけで、鼻の穴なの小ささが原因と思いますが、

上気道とは鼻のなかからノドまでなので、

そこに異常がないかどうかCT検査を実施しました。


スクリーンショット (525)

CT検査では上気道には異常がなかったため、

これで鼻の穴の狭さが呼吸困難の原因と確定です。



原因が確定したら、次は治療。


目的は単純で、鼻の穴を広げるのみ!


今回は鼻の四隅の皮膚を切除して縫い縮めるという、

美容整形でのリフトアップみたいな効果を狙った術式。


鼻を切って広げる方法もありますが、

小さすぎて私には難しいため短時間ででき、効果的で安価な方法を選択。

未避妊だったので、避妊手術のついで?に行いました。

IMG_9627

見た目には分かりにくいですが、

おそらく0.5㎜くらいは広がっている予定。


麻酔から覚めて帰宅するときには、

すでに呼吸様式の改善が認められていました。



1週間後、避妊手術の抜糸も含めて再診。

IMG_2191

相変わらず見た目は殆ど変わりませんが、

経過は良好で元気に動き回っているとのことでした。




長く放置しておくと肺への負担もかかりますし、

胸骨や肋骨が変形するリスクもあるので、

呼吸困難の症状がある猫ちゃんは早めに治療してあげましょう!


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住所:東京都 日野市 百草 204-1

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