ものもらい(霰粒腫)もレーザー治療がお勧め⁉
2023/10/29
症例
今日のレーザーは、7歳のチワワ君。
下まぶたの腫れもので来院しました。
これはイボではなく、霰粒腫。
いわばものもらいです。
人ではブドウ球菌などが原因とされていますが、
基本的に犬の場合は無菌的炎症性肉芽腫なのではないかと思っています。
じつはこれ、もぐ動物病院のレーザー治療でこっそり推している症状!
抗菌薬、免疫抑制剤など、内科治療はいくつかありますが、
治らないケースは1カ月飲もうが、1年飲もうが変わりません。
効果がなさそうなのに逆にそんなに薬続けて…なんてことも
もぐ動物病院では早く、確実に直したいので、
まずレーザーで切開・蒸散。
時間は数秒×数回
まずは鎮静や麻酔なしで
マイボーム腺機能低下症があると考えて、抗菌薬を1週間だけ処方。
また来ることがあれば見せてねということで、1日のみ、通院なし。
そして今日は予防接種に来てくれたので、お写真撮らせていただきました。
処置後は一見やっちまった感がありますが…
処置3週間後がこちら!!
ばっちり完治です!
もちろん例外もありますが、個人的には内科治療より早く確実に治る気がしています。
ちょうど先週も同じ症状の黒ラブちゃんを処置しましたので、
良い写真が取れたらまた後日紹介してみます!